ファクタリングの審査に通らないときは、まず請求書が買取対象か、取引と支払いが確定しているか、申込内容を資料で確認できるかを見直してください。審査落ちの通知だけで理由を断定せず、申し込んだ会社の条件と手元の書類を照らすことが次の行動につながります。
ファクタリングは売掛債権等を売却する取引で、借入ではありません。ここでは公式ページに示された対象条件を使い、確認する順序と別の資金調達手段を整理します。
【結論】ファクタリング審査に通らないなら請求書を確認
請求書の支払期日・提出状況・取引先・振込方法と、取引資料の内容を確認します。
- 請求書の支払期日、提出状況、取引先、振込方法を確認する
- 納品・役務提供の完了と、支払いの確定を資料で確かめる
- 請求書・申込フォーム・通帳などの内容の差異を直す
- 別会社でも審査はあり、買取額と手数料は提示された条件を確認する
請求書と取引資料をそろえたら、各社が示す対象条件を確認できます。
申込みには審査があり、買取や入金は保証されません。
ペイトナーは支払期日が申請日から70日以内で、取引先への提出が済み、納品や役務提供と入金日が確定した請求書を対象としています。すでに支払いが遅れている請求書や、契約変更・支払遅延の可能性がある債権は対象外です。これは同社の条件であり、他社にも同じ日数や範囲が当てはまるわけではありません。
FREENANCEも業務が終了し、クライアントに提出済みの請求書を申し込むよう案内しています。QuQuMo onlineは必要書類を基に審査してから買取額と手数料を提示します。
状況別に次の行動を選ぶ
各社の対象条件と公的な案内を基にした、編集上の判断例です。
| 今の状況 | 次の選択肢 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 請求書と申込内容が食い違う | 提出済みの請求書に沿って入力を直し、再申込みの扱いを申込先へ相談する | FREENANCEの申込案内は、請求書と登録情報の一致を求めているため。 |
| 納品・役務提供や入金日が未確定 | 完了と入金日の確定まで申込みを待つ | ペイトナーの対象条件では、取引の完了と入金日の確定が必要なため。 |
| 売掛先が個人事業主で、銀行振込の請求書がある | ペイトナーを候補に、ほかの対象条件も照合する | ペイトナーは個人事業主の取引先も対象。弥生のラボル向け案内は法人の取引先に限定しているため。 |
| 売掛先が新規の法人や零細企業 | ラボルを候補に、利用する窓口の条件と照合する | 弥生ユーザー向け案内は、新規取引先や零細企業との取引も対象としているため。 |
| 買取対象となる売掛債権がない | ファクタリングを選ばず、日本政策金融公庫などへ事業資金を相談する | 売却する債権がないため。公庫の事業資金申込は別の融資手続きで、審査と必要書類がある。 |
| 予定どおりの入金で、必要な支払いに間に合う | 新たに申し込まず、入金を待つ | 前倒しの必要がなければ、売却手数料を負担しない選択もできるため。 |
審査に通らない理由は請求書の条件から確認
請求書の支払期日・提出状況と、取引の完了・支払条件の確定を確認します。
ペイトナーの対象条件では、請求書は取引先に提出済みであることが必要です。入金予定でも納品や役務提供が終わっていない場合、同社が示す「完了し、入金日が確定している請求書」とは一致しません。見積書や発注書が手元にあっても、それだけで請求書の買取対象になると考えないようにしましょう。
同社は取引先からの支払いが確定し、契約変更の恐れがないことも条件にしています。解約や追加変更の可能性が残る取引、すでに支払いが遅れている請求書は対象外と明記しています。
ペイトナー・FREENANCE公式案内、2026年9月29日時点
- 取引の完了納品や役務提供が終わっているか
- 請求書の提出取引先へ送った請求書と同じものか
- 支払いの確定金額と入金日が確定しているか
- 記載の一致申込フォームと請求書に差異がないか
FREENANCEの申込案内は、クライアントへ提出した請求書と同じものを提示するよう求めています。請求書を提出した後に手元のファイルだけ修正した場合は、相手に送った版との食い違いがないか確認が必要です。提出済みの証拠を示す方法も案内されているため、送信メールなどを見直せます。
あわせて読む:フリーナンス即日払いの審査は何を見る?必要書類と結果までの流れを確認
売掛先と支払い条件の審査対象は会社で異なる
会社ごとに取引先の対象範囲と支払い方法が異なるため、申込先の条件を確認します。
ペイトナーは取引先が法人または個人事業主で、報酬が銀行口座へ振り込まれる請求書を対象とします。手渡しや集金による支払いは対象外です。また、取引先名、入金期日、銀行口座などが正確に記載されていることを求めます。取引先が法人でも、請求書の記載や振込方法が合わなければ、同社の案内する条件を満たしません。
一方、弥生が掲載する「labol ファクタリング for 弥生ユーザー」のFAQでは、現時点で法人が取引先となる請求書のみ買い取るとされています。同ページは新規取引先や零細企業との取引にも言及していますが、申請内容に基づく審査はあります。
判断を急がないために
審査落ちの理由を会社が個別に示していない場合、売掛先だけが原因とは特定できません。請求書の条件、支払いの確定、提出資料を分けて確認します。
あわせて読む:赤字でも使えるファクタリングおすすめ
書類の不備と申込内容の違いは資料照合で確認
請求書と入力内容を照合し、取引の成立・請求書の送付を示す資料を確認します。
提出を求められた資料がそろっているかも見直します。
FREENANCEの申込案内は、請求金額、源泉徴収税、請求日、振込期限などについて、請求書と登録フォームに差異がないよう求めています。会社名や請求先担当者名も請求書に沿って登録する案内です。入力し直す際は推測で埋めず、取引先へ送った書類と画面を一項目ずつ照らしてください。

同案内では、請求書を送付済みであることを示す資料の提出方法を示しています。取引を理解するための資料として、契約書、発注書、業務上のやりとり、納品物なども挙げています。これらは申請した取引を確認するための資料です。
弥生のラボル向け案内は、本人確認書類、請求書、取引を示すエビデンスを必要書類として挙げています。QuQuMo onlineは請求書と通帳の2点を案内しています。ペイトナーも審査状況によって追加書類を求める場合があります。必要書類の数だけで審査の通りやすさを比較せず、自分の請求書と申込先の指定が合うかを確認しましょう。
- 取引先に送った請求書とアップロードした書類が同じか
- 請求金額・請求日・支払期日と申込内容が一致するか
- 納品や役務提供、請求書送付を確認できる資料があるか
- 申込先が求める本人確認書類や通帳を用意したか
あわせて読む:ファクタリングの売掛先審査は何を見る?信用確認・必要書類と通知の有無
審査落ち後の会社検討は対象条件と手数料を比較
請求書の対象条件と必要書類、見積もりで示される買取額と手数料を比べます。
番号は審査通過率や優劣の順位ではありません。ラボルの記載は弥生ユーザー向けページの内容であり、申込時には利用する窓口の条件を確認してください。
| # | 名前 | 確認できる | 手数料の |
|---|---|---|---|
| 1 | labol | 本人確認書類・ | 弥生向け |
| 2 | ペイトナー | 提出済み・ | 申込先で |
| 3 | FREENANCE | 提出済み | 請求書額面の |
| 4 | QuQuMo online | 請求書・ | 審査後に |
QuQuMo onlineは必要書類を基に審査した後、買取額と手数料を提示すると説明しています。したがって、見積もり前に手取りを決め打ちすることはできません。FREENANCEは請求書額面の3%~10%と記載していますが、実際の条件は申込内容に基づく審査を経て確認する必要があります。
弥生のラボル向け案内には手数料を買取額の10%とあります。ペイトナーについては、この表で参照した請求書条件のFAQに手数料額が書かれていないため、申込先に手数料額を尋ねてください。数字だけでなく、手数料を差し引いた受取額と契約上の支払い義務を確認することが重要です。金融庁は高額な手数料が資金繰りを悪化させる危険に注意を促しています。
各社公式サイト・金融庁、2026年9月29日時点
- 対象条件請求書と取引先が対象か
- 提出資料必要な書類で取引を示せるか
- 提示条件買取額・手数料・契約内容を確認する
条件が合う請求書を選んでから、提示される買取額と手数料を見ると、金額を把握できます。
各社に審査があり、掲載された時間や条件での利用は保証されません。
あわせて読む:ファクタリングのデメリットとは?手数料・契約前に確かめたい主な注意点
会社で買取が難しければ融資と契約の安全を確認
買取対象となる売掛債権がない場合は、ほかの事業資金の相談先も検討します。
契約条件に不安がある場合は、先に金融庁の注意喚起を確認してください。
日本政策金融公庫は、国民生活事業の事業資金についてインターネット申込を案内しています。申込みには書類のアップロードが必要で、必要な書類は申込者の状況によって異なります。これはファクタリングとは別の融資手続きです。審査に通ることや希望日に資金を受け取れることを意味するものではありません。
金融庁は、一般的なファクタリングを売掛債権等の売買と説明する一方、ファクタリングを装った高金利の貸付けに注意を促しています。売掛先から回収できない場合に利用者が買い戻す契約などは、貸金業に該当するおそれがあるとしています。契約名だけで判断せず、買戻しや利用者自身の資金からの支払いを求める条項から負担を読み取ってください。
給与ファクタリングは利用しない
金融庁は給与ファクタリングを利用しないよう呼びかけています。事業上の売掛債権の売却と、個人の給与を対象にした取引を混同しないでください。
買取代金が債権額に比べて著しく低い場合も、金融庁は偽装ファクタリングの疑いがあるとしています。手数料を差し引いた額だけでなく、契約上の回収不能時の扱いまで確認し、心配な点があれば法律の専門家への相談も検討してください。
審査落ち後も各社の対象条件と提出資料を確認
審査落ち後に迷う点は、各社の対象条件と公的な注意喚起の範囲で確認します。
ファクタリングは審査なしで利用できますか?
ここで取り上げた各社は申込内容や提出書類を審査します。請求書を持っているだけで利用が決まるわけではありません。
一度審査に落ちたら、同じ請求書は使えませんか?
審査結果だけでは理由を特定できません。まず申込先の対象条件と提出資料を確認し、再申込みの扱いは申込先に問い合わせてください。ペイトナーは利用者向けにログイン後のチャットを案内しています。
請求書をまだ取引先に送っていなくても申し込めますか?
ペイトナーとFREENANCEは、取引先に提出済みの請求書を対象として案内しています。申込み前に請求書の送付状況を確かめておくと安心です。
個人事業主が売掛先でも対象ですか?
ペイトナーは取引先が法人または個人事業主の請求書を対象とします。一方、弥生のラボル向け案内では法人が取引先となる請求書のみ買い取るとされています。会社ごとの条件を読むと対象が分かります。
書類が少ない会社なら審査に通りますか?
必要書類の数は審査通過の保証になりません。QuQuMo onlineは請求書と通帳を案内していますが、書類を基に審査し、その後に買取額と手数料を提示します。
手数料は申込み前に決まっていますか?
会社によって案内が異なります。QuQuMo onlineは審査後に買取額と手数料を提示し、FREENANCEは請求書額面の3%~10%と記載しています。提示された見積もりから、最終的な受取額が分かります。
給与ファクタリングで代用できますか?
利用しないでください。金融庁は、給与ファクタリングを行うヤミ金融への注意を促しています。
データの根拠(出典)
- ペイトナー「どんな請求書が利用できますか?」(2026年9月29日取得)
- ペイトナー「よくある質問」(2026年9月29日取得)
- FREENANCE「即日払い」(2026年9月29日取得)
- FREENANCE「即日払いお申込み方法」(2026年9月29日取得)
- QuQuMo online公式サイト(2026年9月29日取得)
- 弥生「labol ファクタリング for 弥生ユーザー」(2026年9月29日取得)
- 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」(2026年9月29日取得)
- 日本政策金融公庫「インターネット申込(事業資金)」(2026年9月29日取得)
本文の数字・条件は上記ページの記載です。掲載内容は取得時点のものであり、申込時の条件は各社の案内を読むと分かります。

